ロイヤルの称号を授けられた唯一無二のダイヤモンドジュエラー「ロイヤル・アッシャー」の永遠の輝きを、日々の着こなしで自分らしく装う『私のダイヤモンドスタイリング』。第3回はジュエリーのコーディネートにも定評があるスタイリストの室井由美子さんが、“大人のベーシックスタイル”をテーマにダイヤモンドをまとった日常のファッションを提案します。
ダイヤモンドで彩られた
揺らめくシャンデリア
伝統的なヨーロッパ建築の意匠からインスパイアされた「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション。その様式美を映し取ったコレクションには、ダイヤモンドが煌めく4つのシリーズがあります。
教会の天井を真下から見上げた荘厳な美しさを表現した“シーリング”シリーズ。中世ヨーロッパの建築を彩る窓枠の装飾をイメージした“ウィンドウフレーム”シリーズ。そして、いつの時代においてもタイムレスで普遍的な存在感を放つ“モダンライト”シリーズ。
最後のひとつが、今回ご紹介する“シャンデリア”シリーズです。ヨーロッパの歴史を照らしてきたクラシックシャンデリアのロマンティックな揺らめき。その精緻なラグジュアリーは、ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドの輝きに包まれ、よりいっそうの魅力をたたえます。
ロマンティックなペンダントを
Tシャツで日常の装いに
「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズより、まずピックアップしたのは緻密なダイヤモンドのシャンデリアが胸元を彩るペンダント。プリントTシャツにデニムのタイトスカートを合わせ、上からは端正な仕立てのテイラードジャケットを羽織ったシックなカジュアルスタイルで着けこなしました。
長さとボリュームのあるリュクスなペンダントだからこそ、スタイリングはあえてブラウスやドレスではなく、Tシャツやニットなどのカジュアルな素材で。そのミスマッチ感が、フォーマルすぎない洗練された日常の着こなしへとまとめあげてくれます。また、カジュアルほどダイヤモンドジュエリーの輝きを添えることで上品な大人のスタイルに。
本物のシャンデリアをそのまま映し取ったようなペンダントトップは眩く揺らめく姿もロマンティック。リズミカルにダイヤモンドを配した2連のステーションネックレスもまた、華やかな表情を演出してくれます。
コーディネートには同じく「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズの曲線的なフォルムが優美なリングと、シンプルなハーフエタニティリングのレイヤードで。浮いているかのようにセンターダイヤモンドをセッティングした立体感あるデザインは、光を取り込みクリアな輝きに。
眩いドロップイヤリングは
モードな白シャツで
大人のベーシックを提案する2スタイル目は、「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズのイヤリングをセレクト。耳元のラグジュアリーな輝きが引き立つよう、コーディネートはすっきりと、モードに味付けされた白シャツを合わせてシャープに仕上げました。
様式美を取り入れた構築的なフォルムに、エレガントに揺れるダイヤモンド。呼応するように、トップスは直線的に裁ったクロップド丈の白シャツを。ボトムはスポーティなジョグパンツにチュールを重ねた黒一色。上下をダイヤモンドの透明感を際立たせるモノトーンに統一して、全体的に削ぎ落とされた、モダンなデイリースタイルが完成です。
顔周りをぱっと輝かせる「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズのイヤリング。耳元が華やかなので、合わせるジュエリーはエタニティのリング1本だけでミニマルに。引き算のダイヤモンドジュエリーの着こなしが新鮮に映えます。
リングの重ね使いで
スウェットをクラスアップ
「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズのリングを、デイリーベーシックの強い味方、スウェットとスタイリング。1点でも存在感のあるボリューミーなリングを、エタニティとの重ねづけでさらに印象的に。
オーバーサイズ気味のシルエットがマニッシュなスウェットは、ドットのプリーツスカートを合わせてフェミニンな雰囲気をプラス。主役であるダイヤモンドリングは贅沢に、ほかはカジュアルダウンさせたバランスの取れた装いに仕上がっています。
華やかながら構築的なモダンさも宿る「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズのリング。そのままエレガントに装うのはもちろん、カジュアルスタイルに合わせるならエタニティリングとのレイヤード使いがおすすめです。1本のエタニティは、無限の可能性を広げてくれる名アイテム。レール留めのエタニティとの組み合わせならシャープな雰囲気に。爪留めのエタニティと合わせればフェミニンさが際立ちます。
ダイヤモンドジュエリーを日常のスタイルで取り入れる秘訣は、目立たせたいポイントを意識した着けこなしです。首まわりか耳元、あるいは手元と、どこか1点にスポットライトを当てたなら、組み合わせはごくシンプルに、マイナスした装いを。そのバランスさえ見極めれば、日々のスタイルで手軽に、洗練されたジュエリースタイルを楽しめるはず。
今回ご紹介したアイテム以外にも、「ヨーロピアン・アーキテクチャー」コレクション“シャンデリア”シリーズには夢見るように華やかで、眩く煌めくダイヤモンドジュエリーがそろっています。ぜひ手に取って、その永遠の美を確かめてください。
PROFILE
室井由美子(むろい・ゆみこ)
スタイリスト。1977年生まれ。ファッション誌を中心に、広告・カタログなどで活躍。ほんのりモードが漂うリュクスなアイテム選びとスタイリングがモットー。自身もジュエリーをこよなく愛し、そのスタイリングにも定評がある。YouTube「ムロリンchannel」
Text: Aiko Ishii